たな～か（@akasatanaaaka）です！
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名前を変えて潜むぼったくり
前回の記事はこちらから読めます。
今回も当事者の方に知ってほしい詐欺やぼったくりに引っかからないようにするために、実際にあった失敗談を交えて、対策方法や心構えについて紹介していきたいと思います。
今回はたくさんの人が使っているであろうアプリの中に潜んでいたぼったくりに関するケースの紹介になります。
誰もが知るあのアプリに…、実は「リボ払い」だった！
浪費家Bさんのお話
私の職場では、自分一人で家計簿をつけるのが心配で手伝ってほしいという方や、浪費しがちで毎月のお金のやり繰りがなかなか上手くいかないという方のために、職員が家計管理のお手伝いや必要に応じてアドバイスをしたりしています。
私が家計管理をお手伝いしている利用者Bさんの一人にこんな事例があったので紹介をさせていただきます。
Bさんはかなりの浪費家で、毎月のように通販サイトやフリマアプリの支払いが高額になるため両親が長年にわたり頭を抱え続けていました。
ある時にご両親が本人の浪費癖をなんとかしてほしいと訴え、Bさん立会いのもとお金の使い方について考えるために面談をしました。
ご両親が切実に訴えていたのもありBさんは乗り気でないもののご両親の意向に応じることになりました。
Bさんが自分の収入の範囲内で生活をすることができるようになるために、2週間に一度ペースで現金の残高を職員に報告をするという形での金銭管理のお手伝いをすることになりました。
Bさんは金銭管理のためのアプリを色々とダウンロードしてBさんなりに努力しようとしましたが、アプリをあれこれ使っていたせいで管理が逆に大変になってしまいました。
一度気になったら手を出さずにはいられないという衝動的な面も相まって、Bさんの金瀬管理は正直簡単ではなかったです。
数度目の現金残高のチェックの時のことでした。
相変わらずたくさん買い物をしてしまったBさんですが、今回についてはとても良い支払い方法を見つけたのでお金はそこまで使わなくて済んだのだと話していました。
いかにも怪しいので詳しく話を聞きました。
Bさんが手を出した「○○ペイスマート払い」とは・・・？
その支払い方法というのは某有名フリマアプリの中にある「○○ペイスマート払い」という支払い方法でした。
この支払い方法は、一定金額だけを支払えば残額の支払いを後回しにできる「定額払い」に設定できるんですが、
よく調べてみると、これはリボ払いと同じような仕組みの支払い方法だったんです。
「これ、リボ払いと同じようなものですよ」とBさんに伝えると、驚き動揺した表情を浮かべました。
その日のうちに本人は親御さんに頭を下げ、一括返済をして支払いをすべて済ませることができました。
「リボ払い＝ヤバい」というイメージを持っている方は多いことかと思います。
しかし、中には名前を実質的にリボ払いにも関わらず、「定額払い」「ミニマムペイメント」などのような名前で、身近なアプリで平然と利用できるようになっています。
これには気を付けいないといけませんね！
どうしてリボ払いは手を出してはいけないのか
リボ払いがどうしてヤバいのかご存知でしょうか？
それは尋常でないほどに高い金利が原因です。
そもそものところ何故、物を売る人たちはわざわざリボ払いを使わせようとするのでしょうか？
売り手としてはお金を一回で全て支払ってもらった方が良いのでは…？？？
実際にリボ払いをするとどうなるのかシミュレーションをすることができるJBCのページがあるので、実際にやってみてください。
ちなみに、例の「○○ペイスマート払い」の金利は１５パーセントになります。
利用予定額を増やせば増やすほど、手数料が鬼のように増えていくのがわかると思います。
この手数料とはつまり金利のことです。
ただ、一度の支払い金額だけ見るとそこまで大きな金額を払わなくても良い。
一度の支払い金額がそこまで大きくないからまた更にリボ払いを使う。
すると支払い残高がまたさらに増えて手数料がさらに爆増する。
要するにものすごい金額の手数料（金利）を払わせてガッポリ儲けることができるから、
売り手はリボ払いをなんとしてでも使わせたい訳です。
最後に
今回の記事のポイントをまとめたいと思います。
①ぼったくりは名前を変えて潜んでいることがある
今回のリボ払いのケース以外にも、本当はヤバいヤツなのに名前を変えて潜んでいたりすることがあります。
聞き慣れないサービスを利用する時は、ちゃんと事前に調べてから利用するようにしましょう。
インターネットで情報収集すると良いです。
②リボ払いがヤバいのは金利がものすごく高いから
リボ払いをシミュレーションできるページで実際に試してみることで、
自分がどれだけ余計なお金を払わないといけないかが良くわかると思います。
リボ払いを含めた借金には必ず高い金利が設定されているので、借金はしないに越したことはないのです。
いかがでしたでしょうか？
これからもお金を守るための知識について一緒に勉強していきましょう！
参考資料
ヤフーニュース記事
『毎月「定額払い」の落とし穴 年率15％「メルペイスマート払い」は消費者のためになるか』
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ee74edbe1a3d6e5a6b9489f11d9cca96762f33bf
リボ払いシミュレーション
https://www.jcb.co.jp/payment/pop/shopping-revolving-simulation.html?pram=searchsim
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